【レビュー】9mm Parabellum Bullet『Waltz on Life Line』(2016年)

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9mm parabellum bullet waltz on life line

国産歌謡ハードコア/ロック・バンド6作目

神奈川県出身のハードコア/ロック・バンド、2016年リリースの6作目。

9mm Parabellum Bulletは2004年結成の4人組。2007年に”Termination”でアルバム・デビ―、その後は2008年に2nd”VAMPIRE”、2010年”Revolutionary”、2011年”Movement”、2013年に”Dawning”とコンスタントにアルバムを発表しています。

3年ぶりのフル・アルバムとなる本作は2014年に設立した自主レーベルSazanga Recordsからのリリース。

歌謡曲的泣きメロのメタリック・サウンド

普段ヘヴィメタル/ハードロックばかり取り上げている当ブログですが、結構好きなんですよ、9mm。JUDAS PRIESTやIRON MAIDENのような所謂「正統派」のメタルではないですが、ハードでメタリックなサウンドと昭和歌謡にも通じる泣きのメロディが特徴的で、割とメタラーとも相性のいいバンドだと思っています。

メンバー全員の個性が集結した多彩な作風

本作における最大のトピックは、それまでの滝善充(ギター)が作曲の大半を手掛ける体勢から、メンバー全員が作曲に携わるようになった点でしょう。

各人が作曲面でもそれぞれのカラーを発揮した結果か、#1″生命のワルツ”#2″Lost!!”のような「らしい」曲から、複雑なリズムを伴って進行する#7″Kaleidoscope”、センチメンタルな#8″Lady Rainy”#14″スタンドバイミー”(名曲)、歌詞を含めちょっとコミカルなテイストの「9mm流バイキングメタル」(公式ブログより)#12″モーニングベル”などなど、曲のバリエーションの豊富さが印象に残りました。

収録曲数も15曲と過去最多で、こう多いと個人的な好みから外れる曲もいくつか出てはくるのですが、それでもこのバンドの泣きメロはやはり魅力的。スタイリッシュではないけれど、なんとも耳に残る歌謡曲的なメロディが良いんですよねぇ。55分という、このバンドにしては長い総尺もさほど気にならず聴き通せる各曲のクオリティは流石です。

ラストの名曲2連発がハイライト

そんな中、ハイライトはアルバムを締めくくる#14#15″太陽が欲しいだけ”の名曲2連発。特に後者は抜群にカッコいいイントロのギターリフに「9mm節」のメロディ、アップ・テンポなサビの高揚感がリピートを誘いまくる名曲中の名曲。

このバンドのアルバムってどれも平均的に良くて「突出した一枚」というのが無いようなイメージなんですが(どれか一枚選ぶなら前作”Dawning”ですかね)、どのアルバムにも欠かさず一撃必殺のキラー・チューンが収録されているのが強みだなと思った次第です。

本作もまた9mmらしい良作!

他の作品と比べると若干「異色作」的な要素のあるアルバムだとは思いますが、本作もまた9mmらしいサウンドの良作と言って良い一枚。これが最高傑作かは別として、今度のも良いです。普段当ブログで取り上げるようなメタル然としたメタルのリスナーも是非是非。

PV

“生命のワルツ”


“Lost!!”

“反逆のマーチ”

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コメント

  1. Loki Holst より:

    私がメタル(以前に洋楽)を聴き始める前は9mmを取り憑かれたように何度も聴いてました!
    もちろん今でも大好きです!

    • DevilGateBlogger より:

      Loki Holstさん、コメントありがとうございます!

      9mmいいですよね~。私がこのバンドを本格的に聴き始めたのはすっかりメタラーになり切った後でしたが、メタルっぽさと「邦楽っぽさ」(?)のバランスの良さにハマったものでした。

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